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育毛と肝臓ケア
肝臓と育毛の関係性について、次のようなことが知られています。
肝臓は髪の成長に必要なタンパク質の生成や、
頭皮の健康に必要な栄養素の生成を行っています。
肝臓の機能が低下すると、毛髪の生成に必要な栄養素が不足して
円形脱毛症を引き起こす可能性があります。
アルコールの飲み過ぎは肝臓に負担をかけ、肝臓の機能が低下して
髪の成長が鈍くなる可能性があります。
育毛と肝臓の関係性について、より詳しく見てみましょう。
AGA治療薬であるフィナステリドやミノキシジル、デュタステリドは
肝臓で代謝されるため、肝臓に負担をかける可能性があります。
肝機能障害の原因となっている疾患や全身状態にもよりますが、
肝機能の数値が異常に高すぎなければ治療は可能です。
アルコールは育毛にとって有害な成分を生み出すだけでなく、
睡眠の質も下げるので頭皮環境を破壊することもあります。
肝臓をいたわるには、飲酒の前に胃の粘膜をガードし
お酒の吸収を弱める効果がある乳製品などを摂っておくのも有効です。
ビタミンB1や亜鉛は、育毛物質であるインスリン様成長因子IGF-Iの増加と働きに関わるため、
肝臓が弱ると、育毛にはマイナスの効果がでてしまいます。
肝臓のケアには、次のような生活習慣の改善が有効です。
・肥満を解消する
・糖質や脂質を控える
・たんぱく質やビタミンを摂取する
・アルコールを控える
・習慣的に運動する
・休養・睡眠をとる
肝臓のケアに役立つ食べ物には、次のようなものがあります。
・低脂肪高タンパクの食材(鶏ささみ肉、白身魚、牡蠣、レバーなど)
・低カロリーの野菜、海藻、キノコ類
・穀物、豆類・ナッツ、魚介類、オリーブオイルなどを主体とした地中海食
また、肝臓は右腹上部にあり、肋骨の内側に収まっています。
みぞおちあたりの肋骨がない部分は皮膚の上から間接的に触り、
マッサージをすることもできます。
呼吸によって肝臓の上側から刺激を伝えることもできます。
アルコールを飲む場合は、飲むペースが速いと肝臓に負担がかかります。
日本酒1合(ビール大瓶1本、ワインならグラス2杯)を30分以上かけて、
ゆっくり飲むようにしましょう。